クロスバイクで300キロ近い旅に出た話 【静岡旅〜1日目〜】
こんにちは!
定時退社・早期退職が目標のけんしょーです。
暖かい日が続き春の兆しが伺えるそんな週末ですが、
今日は少しというか昨年の夏にあった私の出来事をお話ししたいと思います。
目次
何かしたいと思った社会人1年目の夏
正確には社会人1年目ではなく大学生の時にしようと思っていたが未遂に終わってしまっていた”自転車でどっかにいく”という漠然とした燻った何かをまだ体力があるであろう社会人1年目の夏にやった。というだけの話です。
ちなみに大学生の頃のプランはというと、
- なんかしたい
- クロスバイクで旅に出る
- 自然を感じたい
- 山にこもって綺麗な星を見たい
- 生きて帰りたい
といった感じで結果として”長野に行こう”と意気込んではいたのですが周囲からの反対意見が強く屈してしまった次第です。
そんな些細なやり残しではありますが、やってみたかったのにやれなかったというのは意外と残るもので再び思いに火がつくのでした。
なんで静岡?
はい。悪い意味ではなく、学生時代は 長野!! と意気込んでいたにも関わらずなぜ結果として静岡を選んだのかというと、
- そんなに休みがなかった
- なんとなく茶畑がみたかった
- なめてた(色々な意味で)
1つ目は切実ですね。
学生であれば、正直休みであろうとなかろうと学校を休み(サボり)普通に旅に出ていたと思うのですが、社会人ともなるとそうもいかない。
まして1週間ちょいしか休みがなく、友達とも遊びたかったので2〜3日で帰れる距離がベスト!という判断で静岡にしました。
2つ目はそのままです。
過去も自然が見たかったというのが根底にありましたが、今回も大きくは変わっていません。ただ、棚田とか茶畑とかそういった風景が好きなので生で見たかった。
3つ目はいくつもあるのですが、
- 静岡は近いから楽そう
- 高校時代は毎日自転車乗ってたし大丈夫そう
- クロスはロードの1個下の位だしロードバイクみたいなもんだろう
これは単純に私の至らない点が多々あったということです。
日記を綴りながら振り返っていきたいと思います、、、。
想像以上の偉大さ箱根の峠越え
さてさて時は遡り出発初日。
意気揚々とクロスバイクにまたがり国道1号線を進むわけですが、日差しの辛さはありつつも心なしか「あれ?余裕じゃない?」という謎の自信に包まれながら小田原に到着した私でありました。
そんなこんなで無事小田原城に到着しました。
こんな写真を撮ってしまうほどに順調だった旅ですが、ここから雲行きは怪しくなっていきます。
箱根峠
みなさんはこれを聞いて何を想像するでしょうか。
聞いたことのない方も、あ〜〇〇ね と人それぞれ思い当たる方もいるでしょう。
私が初めに思い当たるのは”箱根駅伝”でした。
人が走って登れるなら自転車なら余裕だろうと。
そこで私は思い知らされました、山登りがいかに険しく、最速で登りきった人が”山の神”と呼ばれる理由を。
初めに悲鳴をあげたのは、自転車でも私の太ももでもなくお尻でした。
- 高校以来乗っていなかった自転車
- 普通の運動着(半袖半ズボン)
高校時代は毎日のように自転車に乗り鍛えられていた私の足腰とお尻でしたが、4年も乗らない間にすっかり退化していたようです。
そしてそれに拍車をかけたのが私の服装。せめて、せめてパット入りのレーサーパンツのようなものを履いていれば初日の昼からお尻に悩まされる必要はなかったかもしれません。
正直、麓から芦ノ湖までの道のりの中腹ほどまできた頃にはすでに満身創痍で "帰りてえ" 以外の感情は持ち合わせていませんでした。
そんな心折れそうな中でも発見はありました。
これって目標と一緒じゃね?
その頃辛くなっていた理由に、体力的なものやお尻の痛みなどもありましたが最も大きかったのが、
- (たまに地図は確認してたが)あとどれくらい頑張ればゴールなのかが不明確
- 別にここで帰ってもなんら問題ない(目的意識)
- 自販機がない(切実)
3つ目は切実でありつつも伝えたいこととは関係ないため無視するとして、目的の決定・それに伴う適切な目標設定・ 現在位置(達成度)の把握 これらは目標を設定するときや進めていく中で必要となることだとペダルを踏み込みながら、そして自宅に帰って振り返りながら感じました。
ゴールが全く見えない中でひたすら漕がなきゃいけない辛さはなかなかのものです。
細かい目標を立てて少しずつクリアしていくのがいいというありがちなアドバイスがありますが、正にこのことと肌で感じました。
なんやかんやで自分を奮い立たせつつ7割くらい登頂したところでお蕎麦屋さんがあり休憩を入れました。
どんなに疲れてても、景色は綺麗だし、飯はうまいですね。染み渡りました。
お尻が痛かった私は、山に入る前に100均に寄りサドルカバーを買い内側にタオルを敷くというマル秘テクを使いました ←今更無意味でした
この日は暑かったこともあり細胞から蒸発しそうだった私は、要所要所にある自然の湧き水や小滝で水を浴びながら山頂を目指しました。
これがまた格別に気持ちいい!
箱根峠との死闘を制した私は、そのあと颯爽と芦ノ湖を走り去り(写真がないため文章でも軽快に飛ばしていきます)、三島・沼津を目指して走り出しました。
静岡県到着!
艱難辛苦あった先にはもちろん下り坂。
これまでが嘘だったかのようなスピードで街を目指してかっ飛ばします。
これは本当に気持ちよかった。
途中で少しだけ足を止めたのが“三島スカイウォーク”
を支える土台です。
本当は寄りたかったのですが、あまりにも長蛇の列ができていたため断念。
三島スカイウォークとは
せっかくなのでご紹介しておくと、
- 全長400mを誇る日本一長い歩行者専用吊り橋のこと
- 富士山が拝める
- 吊り橋だけでなく、セグウェイツアーやフォレストアドベンチャーなど体験型の施設も充実している
ご家族や友人誰ときても楽しめそうな施設で、また機会があればぜひ伺ってみたいと思います。
1日目終了
無事静岡にも着いたところで疲れてしまい、三島で美味しい海鮮をいただいたところで初日は終わりとしました。
あら汁と、かなり食べ進めてしまったなめろう。
そしてこのあとお寿司盛り合わせみたいなのを美味しくいただきました。
これぞ至福といった感じです。
まさかこんな分量になってしまうと思いませんでしたが、明日は2日目からの静岡探索について書いていきたいと思います。
2日目以降こそついに静岡なのでそちらもお楽しみに。
それでは、けんしょーでした。