ちりつもでがっちり!

20代普通の会社員が元手0円からどこまで資産を増やせるかを綴っていきます。10年後くらいに見て参考になれば幸いです。

実は盲点!長期で考える信託報酬

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こんにちは!

定時退社、早期退職が目標のけんしょーです。

 

本日は「信託報酬」について書いていきたいと思います。

んん?信託報酬ってなんかみたことあるな〜って思ったそこのあなた!ちゃんと意識して投資する商品を選べていますか!

 

商品を選ぶにあたって指標の1つとなる信託報酬ですが、塵も積もれば山となるとはまさにこのこと。

この記事を読んで興味が出た方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

目次

 

信託報酬とは

そもそも信託報酬とはなんだ。

ということでまずは信託報酬そのものについてお話ししていきたいと思います。

 

信託報酬とはその名の通り、“信託” にあたって掛かる費用。

つまり、投資信託の際にかかる費用のことであり、私たちの代わりに投資先の選定・配分・運用を肩代わりしてくださっている会社に対して支払う報酬ということです。

 

そんな信託報酬ですが、 信託財産の中から毎日差し引かれていき年0.5~2.0%になるよう設定されているのが一般的です。

 

どこを見ればいいのか

私は、積立NISAをするにあたって利用しているのがSBI証券のためそちらの場合しかお答えできませんが、他も大きく代わりがあるわけではないと思います。

 

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上記はSBI証券のPC画面から抜粋した商品ページです。

画面左下に黒枠で囲った部分、そちらが信託報酬になります。注釈もあったため黒枠の上に表示させておきました。

 

この商品だと約0.11%/年で信託報酬が引かれるよ ということになります。

 

そんなに投資に影響が出るの?

今回の本題。

先ほど説明の中で信託報酬の年率が0.5~2%というお話をしました。

じゃあたった1%前後でどれくらいの差が生まれるのかというのは私自身初めに疑問に思った点でもありました。

3万くらいしか積立ないしそんなに気にしなくてもいいか と。

 

そんな風に思うのはなかなか私が甘いだけなのかもしれませんが、数%の重みを知っている方もより具体的にイメージを沸かすために次の比較をみていただきたいと思います。

 

信託報酬1%と0.1%でどれほど差が生まれるか 

それでは、私が初期に購入していた日本株投資信託では1%ちょいの信託報酬だったのでこちらをパターン①。

これを現在運用中(信託報酬0.1%ちょい)のパターン②に変更するとどのくらいの差になるのか見てみましょう。

 

条件

  • 積立金額3万/月
  • 20年間積立
  • 利回り6%/年
  • 譲渡益税0%

 パターン①:信託報酬1%

 パターン②:信託報酬0.1%

  ※今回のシュミレーションは下記のサイトを参考にいたしました。

   (https://toshincost.net/simulation/)

 

●パターン①

信託報酬1%の場合

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以上のような資産推移となり、

  • 純利益 4,010,412円
  • 信託報酬  1,051,050円(20年間累計)

 

●パターン②

信託報酬0.1%の場合

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以上のような資産推移となり、

  • 純利益 5,364,866円
  • 信託報酬  113,418円(20年間累計)

 

●結果

信託報酬1%    : 1,051,050円

信託報酬0.1% :    113,418円 

    差額  :  937,632円

 

なんと、その差額 93万円(-.-;)y-~~~

これはバカにならない。

 

こうしてリアルに置き換えて計算してみると火を見るよりも明らかに信託報酬が与える影響の大きさを感じます。

 

終わりに

しかしながら、よく考えてみれば年利回り5%とかの世界で1%が与える影響がいかに大きいかを考えていない人はもしかしたら少数派なのかもしれません。

 

ただ、私自身がそうであったようにそんな少数派のとりあえず初めてみたレベルの方にこそこちらの記事を読んでいただければ幸いかなと思います。

 

数%の違いも20年後に蓋を開けてみたら100万円近くも差が出てしまうという大事件を起こしかねないので信託報酬のチェックはお忘れなく。

 

以上、けんしょーでした。